「眼の疲れをとりたい。」「眼がかすんで仕事に集中できない。」「視界をクリアーにしたい!」
現代人は、眼を酷使している、と言われています。これは、PCやスマホなどの液晶画面を観る時間が増えたこと。インターネットの普及で情報量が増えたこと。多くの情報の中からより正確な(質の高い)情報を得るために、集中してよく観る(眼を使う)時間が増えたこと。などが影響していると思います。
パソコン仕事が多い。という場合、特に眼は疲れやすいと思いますが、、大事なのは、疲れを溜めないことです。
集中してPC作業した後や、長時間スマホを観た後、「ちょっと眼がつかれたなぁ」と感じたときに、こまめに疲れを取り除いていきましょう。
そこで今回は「眼の疲れをこまめに解消するためのツボ」をご紹介します。
今回ご紹介するツボの位置さえ覚えておけば、あとは1人でいつでも疲労回復できるようになります。
ぜひマスターして、視界良好♪スッキリ快適な生活を送るのにお役立てください。
目次
1:「眼精疲労」と「眼疲労」の違い
2:ツボを押すときのポイント
3:目の疲労回復に効果的なツボ9選
「眼精疲労」と「眼疲労」の違い
眼の疲れは、症状の違いによって「眼精疲労」と「眼疲労」に分類されています。簡単に言うと…
- 眼精疲労=重い症状
- 眼疲労=軽い症状
です。
「眼疲労」は、眼を休ませたり、睡眠をとることで自然に回復する程度のちょっとした眼の疲れです。それに対して、眼の疲労から、ドライアイや頭痛・肩こりなどにつながっているような重度の眼の疲れが「眼精疲労」です。
実際、眼の疲労が原因で、血行が悪くなっていたり、ストレスになっていたり…そこから頭痛や肩コリにつながってしまっているケースは少なくありません。
もし「眼精疲労」で、あまりにも症状がひどかったり、長く続く場合、まずは眼科医などにご相談ください。
ただ、どちらにも共通して言えることはやはり、疲れを溜めないことが大事です。ツボ押しでこまめに取り除いていきましょう。
ツボを押すときのポイント
このあと、眼の疲れに効くツボをご紹介しますが、その前にツボを押すときのポイントを4点お話しておきます。ポイントを押さえて、ツボを押していってください。
- ゆっくり息を吐きながら圧を加える
- 「イタ気持ちいい」ぐらいの強さで止める
- ゆっくり力を抜く
- イメージと気持ち
ゆっくり息を吐きながら圧を加える
ツボに自分が押しやすい指を添えたら、ゆっくり息を吐きながら、少しずつ圧を加えていきましょう。刺激が強過ぎる圧を急激に加えたり、手をすべらせて眼の中につっこむ、なんてことがないようお気をつけください。
「イタ気持ちいい」ぐらいの強さで止める
ゆっくり圧を加えていって、自分の「イタ気持ちいい」強さで2秒ぐらい止めます。
ゆっくり力を抜く
「イタ気持ちいい」強さで止めたら、ゆっくり鼻から息を吸いながら、力を抜きましょう。
イメージと気持ち
ツボは正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、「気」「血」「水」の通り道「経絡(けいらく)」上にある重要なポイントのことです。
「血(液)」「水(分)」はまだしも、「気」の通り道と言われても、あまりピンとこない、本当に効くのか怪しい、という方もみえるかもしれません。ただ、ツボの歴史は2000年も前から始まり、現代まで研究され続け、今も残っているものです。WHO(世界保健機構)でも効果が認められていて、さまざまな医療の現場でも使われています。
過信するのもよくないですが、文字通り気持ちが大事です。
せき止めた血・水をざぁーっと流すようなイメージで。
「このツボを押してスッキリするぞー。」という気持ちで、ツボを押していきましょう。スッキリすると思います。
それでは、どうぞお試しください。
目の疲労回復に効果的なツボ9選


ご覧の通り、基本的には眼のまわりに集中しています。疲れが溜まっている眼のまわりの血行を良くして疲れを流し、スッキリしていきましょう。
睛明(せいめい)

押し方:目頭と鼻の付け根の間のくぼみに中指の腹を添えて、両手ではさみこむようにゆっくり圧をかけてください。片手の親指と人差し指ではさむ形でもOKです。
効果:眼のまわりの緊張をほぐす。疲れ目や、緑内障、白内障などの眼病に効果的。
眼に一番近いこともあり、眼のスッキリ感を実感しやすいツボだと思います。ぜひ位置を覚えておきましょう。
攅竹(さんちく)

押し方:眉の付け根あたりのくぼみに親指を添えて、斜め上に(頭頂部の方向めがけて)押し上げるようにゆっくり圧をかけてください。机に肘をつき、そこに頭を乗せるような形でおこなってもOkです。
効果:眼の疲労回復、頭痛、神経痛
魚腰(ぎょよう)

押し方:眉の真ん中あたりのくぼみを、攅竹(さんちく)同様、親指で押し上げるように。
効果:白内障、老眼、乱視
このツボは刺激が伝わりやすく、強過ぎると逆効果なので優しく押しましょう。
絲竹空(しちくくう)

押し方:眉尻のくぼみに中指、もしくは人差し指を添えて、顔の内側方向にゆっくり圧をかけてください。
効果:疲れ目、頭痛、めまい
太陽(たいよう)

押し方:こめかみのくぼみに中指(or人差し指)を添えて、顔の内側方向に押す。
効果:老眼予防、頭痛、神経痛
ここを押せば眼医者はいらない。と言う意味で「眼医者ごろし」の異名をもつツボです。
承泣(しょうきゅう)

押し方:眼のすぐ下の骨の縁のくぼみに中指を添え、斜め下方向にゆっくり圧をかけます。このとき、眼球に圧を加えて刺激しないようお気をつけください。
効果:近視、乱視などの視力回復、白内障、緑内障
百会(ひゃくえ)

押し方:頭頂部のくぼみに中指を添えて、真下に押す。
効果:眼の疲れ、めまい、頭痛、自律神経改善、ストレス緩和など
「ツボの王様」と呼ばれ、さまざまな効果がある万能ツボの1つ。
天柱(てんちゅう)

押し方:髪の生え際、頭と首のあいだのくぼみに親指を添え、斜め上(反対方向の眼の方向)めがけてゆっくり押す。
効果:疲れ目、眼の充血、頭痛、肩コリ、ストレス緩和など
風池(ふうち)

押し方:天柱(てんちゅう)の指1本分ぐらい外側のくぼみに親指を添え、真上にゆっくり押す。
効果:眼の疲れ、頭痛、肩コリ、ストレス緩和など
それぞれのツボの位置、自分のイタ気持ちいい強さをだいたい把握したら、1つのツボにつき、ゆっくり押す→止める→抜くを数回ずつ繰り返しましょう。
最後に、てのひらを使って顔全体をゆっくりぐるんぐるんまわして、眼のまわり、顔、頭の筋肉をほぐして終了です。
まとめ
いかがだったでしょう?眼の疲労回復、スッキリ感を感じられましたか?
眼のまわりの疲労感が抜けて、視界がクリアーだとやっぱり気持ちいいですよね。
ツボ押しは、位置と押し方さえ覚えてしまえば、仕事の合間や入浴中など、いつでもどこでもできるので、ぜひ日頃の疲労回復や気分転換にご活用くださいー。